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いよいよダービーですね。18頭中15頭がPOG指名馬・・・皆さん,すごいです。
一方ダービー週に自分の出走馬は・・・【外】含めて40頭いるのにたった1頭!
反省しつつ,馬券買いつつ,今日は次年度指名馬をゆっくり考えたいと思います。
> 2012年 5月27日(日) 2回東京12日 10R 第79回 東京優駿(GI) 発走 15:40
> サラ系3歳 オープン (国際)牡・牝(指定) 定量 2400m 芝・左
> 本賞金: 15000、 6000、 3800、 2300、 1500万円
> スピルバーグ 牡3 57kg 横山 典弘 さま (3位)
> ヒストリカル 牡3 57kg 安藤 勝己 さま (1位)
> ゼロス 牡3 57kg 川田 将雅 てぃー (19位)
> ジャスタウェイ 牡3 57kg 秋山 真一郎 焼魚定食 (5位)
> ベールドインパクト 牡3 57kg 藤岡 佑介 あさしお (3位)
> ゴールドシップ 牡3 57kg 内田 博幸 あゆ舞 (11位)
> コスモオオゾラ 牡3 57kg 柴田 大知
> ワールドエース 牡3 57kg 福永 祐一 てぃー (1位)
> エタンダール 牡3 57kg 松岡 正海 グリグリ (7位)
> ディープブリランテ 牡3 57kg 岩田 康誠 Freizeit (2位)
> フェノーメノ 牡3 57kg 蛯名 正義
> トリップ 牡3 57kg 田辺 裕信 モンキュー (6位)
> クラレント 牡3 57kg 小牧 太 焼魚定食 (3位)
> トーセンホマレボシ 牡3 57kg C.ウィリアムズ 鷹匠 (1位)
> ブライトライン 牡3 57kg 佐藤 哲三 【外】Freizeit (17位)
> モンストール 牡3 57kg 柴田 善臣
> グランデッツァ 牡3 57kg 池添 謙一 モンキュー (1位)
> アルフレード 牡3 57kg 武 豊 【外】gami (2位)
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ダービーの最有力参考レースはもちろん皐月賞。
中山2000mという東京2400mとはまったく異なる施行条件ながら
そこでの力関係と適性の違い,成長度を加味しつつ買うのがダービーというもの。
ただ,今年の皐月賞は道悪に加えて,内田騎手の極端な好騎乗(?)によって
「あのレースでわかったこと」が何なのかを意味づけるのは難しい。
舞台は「道悪の中山」から「高速レコード連発の東京」と変わって
あのレースの上位馬の力関係がそのままスライドするとも思えない…
ということで,「皐月賞はなかった」ことにして予想してみました。
【予想】
◎02ヒストリカル
○08ワールドエース
▲17グランデッツァ
△06ゴールドシップ
×10ディープブリランテ
高速馬場が先行馬に利すればホマレボシ,後方の馬に利すればスピルバーグ
そして展開不問の自在性のあるフェノーメノもコワいですが
ここは正統府中脚質の大好きなヒストリカルを信じます。
安勝は毎日杯のヒストリカル以来2か月以上勝ち星がないそうですが
大丈夫,彼は良くも悪くも手抜きをする男。
ヒストリカルと一緒に「ダービー直行」のローテを組んでいるに違いありません。
【馬券】
★単勝
・02
1000円
★3連単F
・02→(08,17,06,10)→(01,06,08,10,11,13,14,17,18)
100×32=3200円
★3連単M
・(02,17)-(08,06,10)
100×18=1800円
★3連複流し
・(02,08)-(01,06,10,11,13,14,17,18)
500×8=4000円
計10000円
ところで昨日の大スポの清水成駿の文章。
『世の中が間違っていれば競馬も右に倣え。JRAのAKB48投入やPOGの蔓延を憂いて(以下略)』
時世をぼやきながら,その世相を読み込んだ物語的馬券予想をつらつら述べるスタイルは清水の持ち味ですが,この文章にはあきれました。永遠と思われたものがすべて激流の中で立ち位置を失いつつあるのが今の日本。いや日本自体がそのままの価値を維持できなくなってきている時代。そんなさなかに踏み足の一歩も動こうとしないこのオヤジ視線は何なんでしょうね。
自分は「萌え文化」がそもそも嫌いで,悪辣なAKB商法も嫌いです。しかし,AKBだろうが韓流だろうが,投資効率の高いところに投下するのは企業として当たり前。この人は業界に長くいるくせにケイバが社会の冷たい視線を浴びながら鉄火場のバクチ産業だった時代をすっかり忘れてしまったのでしょうか。競馬なんてそんなに立派でも上品なしろものでもありません。動物を虐待し,命の次に大切なお金をうかつにもやり取りし,危うく踏み外しそうになりながらそのぎりぎりのところで魂を救いだす・・・そんなところです。
馬主も調教師も騎手もファンもすべてがその土台を失ってしまう危機を感じながら,JRAが「清く正しく」しかしながら経済効率の悪い中居君なんかを使うことの罪に比べたら,ドス黒いAKBで浮かび流れるお金を手繰り寄せるのは正しいのです。何をやっても生き残れJRA・・・私はそう言いたいですね。
それから相変わらずの「POG悪者説」。バカじゃないですかね。須田鷹雄のような頭のいい人でも「POGは業界にお金を落とさない」という罪悪感を持っているようですが,ナンセンスこの上ないです。
どうしてネット上ではこれほど無料のサービスで溢れているのでしょうか。今や水のように生活に不可欠なGoogleの検索もタダ,ニュース読むのもタダ,SNSもタダ。そのタダのサービスを提供するGoogleやFacebookが巨大化して世界を動かす時代だというのに,やり取りされる「現ナマ」にしか経済価値を見いだせない昭和的発想は時代錯誤と言うしかありません。かつてのダビスタやPOGといった周辺文化は競馬経済圏を支えこそすれ,損なっているはずがないのです。
前田日明はかつてこう言いました。『格闘技を食えるようにしたのはUWF』。この「食えるようにする」ことの革命性は,事後にはなかなかわからないものです。では『アマチュア芸を商品化した』のは誰でしょうか。おニャン子クラブから連なるAKBの秋元であり,2軍組織を商品化したジャニーズや吉本です。つまり「商品そのものではなく,先行投資としての価値」を付加することによって,本来未成熟でお金を取るに値しないものにもお金が投下されるようになったのです。
競馬において本来未成熟な商品は新馬戦であり,2歳戦です。予想する材料が殆どない瑕疵のある商品を買えるようにする・・・当のJRA自体がその効用に気付いて近年恐る恐るPOG的な意味合いを戦略に組み込もうとしています。人々の関心を集めるものはすべてお金に結びつく・・・それがタダから巨大産業が誕生する今の時代のメカニズムなのです。
というわけで(え?),今日はヒストリカルをほんのちょっと先取りして買ってみたいと思います。この馬はここでなくてもいずれGI勝つ馬だと信じますが,まずはここから始まることを期待しています。
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