|
windさん,出走馬UPありがとうございます
> 2010年 2月13日(土) 1回東京5日 7R 発走 13:30
> サラ系3歳 3歳500万円以下 (混合)(特指) 馬齢 2000m 芝・左
> 本賞金: 700、 280、 180、 110、 70万円
> エーブチェアマン 牡3 56kg 北村 宏司
> ディアアレトゥーサ 牝3 54kg 藤田 伸二 kurufune55
> ニヨドサンデー 牡3 56kg 勝浦 正樹
> ハシルヨミテテ 牡3 56kg 大庭 和弥
> ヒシカツジェームス 牡3 56kg 蛯名 正義
> ブルーグラス 牡3 56kg 松岡 正海
> フーガフューグ 牝3 54kg 後藤 浩輝
> ヘイダーリン 牡3 56kg 大野 拓弥
> ペルーサ 牡3 56kg 横山 典弘 クロクロ
> マイネルゲネラール 牡3 56kg 柴山 雄一
> マイネルマグレブ 牡3 53kg ▲伊藤 工真
> ロジサイレンス 牡3 56kg 柴田 善臣 HISA
> ローグランド 牡3 56kg 吉田 豊
この時期の500万特別は「1勝馬が強い勝ち方をして一気にクラシック候補に
化けるんじゃないか」という期待をもって見るのですが,このレースなどは
平場ながらそんな予感が膨らむ充実したメンツとなりました。
とりわけ注目しているのがペルーサ。デビュー戦を勝った後,「ダービー狙い
のため3月から復帰」などというPOをやきもきさせるような話が出てましたが
「あまりの状態のよさに繰り上げて入厩した」とのこと。ここの厩舎,馬主は
とかく注目度が高いせいか,話がいちいち大げさに伝わりやすいので割引は必要
ですが,手綱を取る横山騎手を含め関係者の評価が相当高いのは事実のようです。
父ゼンノロブロイは繁殖の質を考えるとかなりの好成績を上げています。
代表産駒のアニメイトバイオ,コスモネモシンをはじめ活躍している
サンテミリオン,アグネスワルツ,ギンザボナンザ,マカニビスティー
などに共通するのはみんな初勝利を挙げるとすぐに次のレースでも
連勝していること。さらに言えばサンテミリオン以外はデビュー戦で
負けていること。強引に単純化すると「急激な成長力」を備えている
のかも知れません。使われつつ結果を出してきた産駒が多い中
ペルーサは藤沢方式でたっぷり休養を与えられて3か月ぶりのレース。
ここはヒシカツジェームスを筆頭に東京で勝ちあがってこの開催を
待ち焦がれていた馬が何頭もいますし,共同通信杯にも登録のあった
ロジサイレンスなど,平場にしてはかなりの好メンバー揃いましたが
ペルーサがどんな成長ぶりを見せてくれるのか楽しみです。
馬名の「ペルーサ」は母アルゼンチンスターと同郷のスーパースター
マラドーナの愛称から命名したとのこと。もとの意味「綿毛」から
転じて「ふわふわ」とか「もじゃもじゃ」といった感じを表す言葉らしく
アルゼンチンでは毛深かったり,くるくる巻き毛が印象的な人には
よくつけられる愛称で,マラドーナ固有の愛称というわけではないようです。
サッカー関係の命名といえばエルコンドルパサーや,先週共同通信杯を
制していよいよジュニアC革命を起こそうとしている(?)ハンソデバンドの
渡邊オーナーが有名ですが,ことペルーサに関しては山本英俊オーナーの
”アルゼンチンブルー”の勝負服がマッチしていて,その濃い金髪の馬体
に映えてなかなか似合っている気がします(笑)。
> 2010年 2月13日(土) 1回中京7日 10R ビオラ賞 発走 14:50
> サラ系3歳 3歳500万円以下 (混合)(特指) 馬齢 2000m 芝・左
> 本賞金: 1000、 400、 250、 150、 100万円
> アルティスト 牡3 56kg 鈴来 直人
> クリスマドンナ 牝3 54kg 松山 弘平
> コスモイフリート 牡3 56kg 石橋 脩
> ゴールスキー 牡3 56kg 秋山 真一郎 大黒茶
> サンライズプリンス 牡3 56kg 北村 友一
> ジャングルハヤテ 牡3 56kg 西田 雄一郎
> デンコウオクトパス 牡3 56kg 太宰 啓介
> ドリームマジシャン 牡3 56kg 国分 恭介
> ビーチランデブー 牡3 56kg 中舘 英二 gami
> ファイブイーグル 牡3 56kg 川島 信二
若駒Sの思わぬ惨敗で評価が急降下したゴールスキー。再浮上をかけて
きさらぎ賞にも登録がありましたが,ここは自重して自己条件のビオラ賞に
出走してきました。ただし「自己条件で確勝」という簡単な話でありません。
というのも同じくここを「確実に勝ちに来た」もう一頭の評判馬
サンライズプリンスがいるからです。音無調教師はクラシック候補として
実はインペリアルマーチよりもこっちの方に期待しているという話も
あるくらいこの馬に惚れ込んでいるらしく,確かに前走のデビュー戦
(ビオラ賞と同条件の中京芝2000m)の圧勝ぶりはなかなかのものでした。
http://www.youtube.com/watch?v=qhvWMdMvmDs
相手レベルとか時計とかは別にしても,最後のゴールシーンだけ見ると
サイレンススズカもかくやという見事な絵です(笑)。中京の直線で
これだけちぎるというのはなかなか出来るものではないでしょう。
この馬を相手に再出発となるゴールスキーがどんなレースを見せるのか
楽しみな一戦・・・と思ったらゴールスキー取り消してますね。。。
どうしたんでしょう。デビュー時期に既に一度歯車の狂っている馬。
この時期にきてアクシンデントでなければよいのですが。
> 2010年 2月14日(日) 1回東京6日 5R 発走 12:30
> サラ系3歳 新馬 (混合)[指定] 馬齢 1800m 芝・左
> 本賞金: 700、 280、 180、 110、 70万円
> エイシンロックオン 牡3 56kg 松岡 正海
> カシノアイリス 牝3 54kg 郷原 洋司
> カズノスカーレット 牝3 54kg 江田 照男
> カルヴァドス 牝3 54kg 吉田 豊
> サクラインライン 牡3 56kg 柴山 雄一
> サマーフィオーレ 牝3 54kg 吉田 隼人
> セブンライターズ 牡3 56kg 木幡 初広
> ダイワソウル 牡3 56kg 北村 宏司
> ディアナムラ 牝3 54kg 後藤 浩輝
> ディアユウキ 牡3 56kg 浜中 俊
> ドクトルプリマ 牝3 54kg 武士沢 友治
> バトラコトキシン 牡3 56kg 大庭 和弥
> フェローソルジャー 牡3 56kg 小野 次郎
> プリティエンジェル 牝3 54kg 勝浦 正樹
> レアーレスパーダ 牡3 56kg 田中 勝春 あゆ舞
> レディスキッパー 牝3 54kg C.ルメール
ディアナムラの兄はナリタトップロード,父がザッツザプレンティ。
どちらも現役時代大好きだった馬でした。牝馬だけに菊花賞を期待
とはいいにくいですが,先々は長いところで頑張ってほしい馬です。
厩舎は牝馬クラシック戦線に活躍馬を送り出してくる田村康仁厩舎で
ディアレスト系とのつながりではディアジーナの活躍が記憶に新しいところ。
このレースには,ディアジーナの半弟ディアユウキも(こちらは柄崎孝厩舎)
も出てきおり,その父はこれがまたトウカイテイオー(笑)。
情緒派血統好き馬券師たち(?)の小銭を巻き上げようかという憎い
配合の馬2頭ですが,ここは冷静に2頭のワイド一点500円を握って
応援したいと思います。
> 2010年 2月14日(日) 1回東京6日 9R ヒヤシンスステークス 発走 14:35
> サラ系3歳 オープン (混合)(特指) 別定 1600m ダート・左
> 本賞金: 1900、 760、 480、 290、 190万円
> アイアムイチバン 牡3 56kg 田中 勝春 Freizeit
> エアウルフ 牡3 56kg C.ルメール
> ソリタリーキング 牡3 56kg 武 豊 wind
> タカノキング 牡3 56kg 酒井 学
> テーオーケンジャ 牡3 56kg 幸 英明
> トシギャングスター 牡3 56kg 浜中 俊 wind
> トーセンアレス 牡3 56kg 横山 典弘
> バーディバーディ 牡3 56kg 松岡 正海
> ビッグバン 牡3 57kg 後藤 浩輝
> ブルーソックス 牡3 56kg 勝浦 正樹
> マカニビスティー 牡3 56kg 川島 信二
> モエレデフィニット 牡3 56kg 吉田 豊
このレースは実は今世代最高のハイレベルレースなのかも知れません。
1勝馬がほとんどを占める芝のOP・重賞に比べて層の厚いこと。
・全12頭が2勝以上のOP馬
・全勝馬が4頭
・ダート全勝馬が6頭
・ダート全連対馬が8頭
・他に重賞勝ち馬
ダート路線を歩む馬にとって目標とすべきレースが少ないこの時期は
ここくらいしか使うところがないというのが実際のところなんでしょうね。
来年の今頃はフェブラリーSを狙う馬がこの中にいるかもしれません。
その中でも注目は1番人気必至のヴァーミリアンの半弟・ソリタリーキング。
「兄と同じで稽古はさっぱり動かない」という買いにくく切りにくい
厩舎コメントで迎えたデビュー戦でしたが,あまりにも印象的なレースでした。
http://www.youtube.com/watch?v=ChDOWrp1rbw
「届きそうにないのに届いちゃった」という意味では,古い話になりますが
オグリキャップのマイルCSを彷彿させるような,ダート戦らしからぬ末脚
でした。ただし,今回のヒヤシンスSはこんな芸当の通用するレベルでは
なさそうです。末脚に頼らないロスのない競馬が出来るかどうか,衰えが
囁かれる武豊の腕が問われる一戦となりそうです。
そんなわけで穴党としては,圧勝されることも覚悟の上で人気とのバランスで
考えると,バーディバーディ,マカニビスティーアイアムイチバンあたりを
中心にトーセンアレス,ブルーグラスまでを買ってみたいと考えています。
> 2010年 2月14日(日) 2回京都6日 11R 第50回 きさらぎ賞(GIII) 発走 15:35
> サラ系3歳 オープン (国際)(特指) 別定 1800m 芝・右 外
> 本賞金: 3900、 1600、 980、 590、 390万円
> アドマイヤロイヤル 牡3 56kg 安藤 勝己 くるくる
> インペリアルマーチ 牡3 56kg 岩田 康誠 ファピアノ
> クォークスター 牡3 56kg 柴田 善臣
> サンライズクォリア 牡3 56kg 福永 祐一 焼魚定食
> シャイン 牡3 57kg 和田 竜二
> ステージプレゼンス 牡3 56kg 川田 将雅 zef
> ダイワバーバリアン 牡3 56kg 蛯名 正義 zef
> ダノンハラショー 牡3 56kg 四位 洋文 wind
> ネオヴァンドーム 牡3 56kg M.デムーロ kurufune55
> メジャーテースト 牡3 56kg 熊沢 重文
> レーヴドリアン 牡3 56kg 藤岡 佑介 Freizeit
そこそこのメンバーに収まった感のあるきさらぎ賞ですが,2週前段階では
ルーラーシップやヒルノダムール,ゴールスキー,サンライズプリンス
なども出走の構えを見せているなか,インペリアルマーチは早くから
厳しいメンツを承知で格上挑戦を表明してきました。
某紙によるときさらぎ賞は1戦1勝馬には厳しいデータが残っていて
インペリアルマーチは消しとのこと。ただし,ハーツクライや
オーシャンエイプス,カンパニーなどがそれに該当するそうで,どの馬も
それぞれ当時の状況,人気,後の経過を考えると今回とは話がずいぶん
違う気がします(笑)。確かに血統,厩舎,そして先週1番時計を
計時したことなどを考えると,キャリア1戦馬にしては過剰な人気を
背負う(ひょっとして2番人気?)ことになるでしょうから,馬券的妙味が
全くないのは事実ですが。
冷静に考えればレーヴドリアンに崩れる要素が見当たりません。
スタートの悪さが影響して3着に敗れましたが,その後2連勝。
特筆すべきはこれまですべてのレースで後半3Fで最速の上がりをマーク
してきましたが,これはすべて直線の短い内回りコースであったこと。
今回の外回りコースならばその切れ味はさらに生きてくるでしょう。
心配された天候も崩れそうになく,過去3戦と同じ外枠。なんだか
レーヴドリアンに勝ってください,レーヴドリアンを買ってくださいと
いわんばかりの好条件ですが,心配があるとすれば藤岡兄騎手でしょうか。
一昨年の一時期はこのまま一気に頂点に立つのかというくらい勢いが
ありましたが,昨年からどうも伸び悩んでいる気がします。実際,勝率
連対率等々の数値は落ちていますし,それ以上に”調子悪い時の武豊”
みたいな乗り方(どんなんだw)が多くて馬券を買うものとしては
もどかしさを感じる騎乗が多い気がします。後ろからまとめて差し切る
レースに徹するのならばよいでしょうが,器用なレースをさせようと
したときに,インペリアルマーチがうまく残る・・・というのが理想ですw
この2頭の新興勢力に対して格好の物差しとなるのがダイワバーバリアン。
既にキャリア6戦のこの馬が戦ってきた相手を挙げると,エイシンフラッシュ,
ガルボ,タガノエリザベート,リルダヴァル,ダノンパッション,リディル,
エイシンアポロンそしてローズキングダムと,重賞勝ち馬6頭を含む今年の
クラシック戦線を賑わす有力馬の名が連なります。時期もコースも異なるので
単純な比較は出来ませんが,この”物差し馬”によってこのレースの価値が
測られることになるでしょう。今年はけっこう”保守的な”年で,
札幌2歳S,野路菊S,デイリー杯,東スポ杯,朝日杯,ラジオNIKKEI杯など
「やっぱりあのレースはレベル高かったんだなあ」という感想を後から持つ
ことがよくありますし,”伝説の”とまでは言わないまでも特定の新馬戦から
活躍馬が複数出てきているケースも目立つ気がします。シンザン記念に続いて
終わってみれば実績上位のダイワバーバリアンの馬券が美味しかった・・・
って話が怖くはあるのですが,私はこの条件では来ないことを信じてますw
その他キャリア2戦で,2戦ともアニメイトバイオに先着している実績,
母父SSで父キンカメというローズキングダムと同じ配合,姉には
ラインクラフトがいる血統からアドマイヤロイヤルも怖い馬。
陣営が自信を見せるクォークスター,コースが合いそうなステージプレゼンス
相手なりに走りそうなネオヴァンドーム,過小評価されがちな(?)実績馬シャイン
などなど怖い馬がたくさんで,過剰人気必至のインペリアルマーチからは
ほんと買いにくいレースとなりそうですw
インペリアルマーチの馬名は直訳すると「帝国の行進曲」ですが,由来は
映画スターウォーズの有名楽曲,通称「ダースベーダーのテーマ」から
つけられたそうです。年を越してようやく頭角を現してきた遅咲きの良血
巨漢馬が,ダースベイダーの登場シーンに使われた重く響く低音が印象的な
この曲に乗ってクラシック戦線の主役の出現を告げることを祈っています。
|
|